デジャビュのような日々
- 作者: リシャルト・カプシチンスキ,工藤幸雄,阿部優子,武井摩利
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 2010/08/11
- メディア: 単行本
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★★★★★
ポーランド人の著書が、記者としてアフリカに滞在していた日々を回顧したドキュメンタリー短編集。アフリカ入門の教科書というかんじ。アフリカ大陸一つとっても、その中に国が沢山あって、地域ごと、それどころか部族ごとに文化が全然違う。それをひとつずつ丁寧に紹介してくれて、とても勉強になりました。アフリカにおける部族間の軋轢がいかに深いかとか、時間の流れ方とか、なんで内陸部は発展しないのかとか、ルワンダの紛争の詳細なあらすじとか、本当にいろいろいろいろ面白かった。こんな本読んじゃったらいますぐアフリカ行きたくなっちゃう。だから、最近、チュニジアにもう一度行きたいなーと毎日のように思っています。(特にチュニジアの記述はこの本にはないのだけれど、見渡す限りの地平線といったら、私にとってはチュニジアの記憶になってしまう)
読み終わったあと、思わずアフリカ大陸の地図に魅入ってしまったんだけど、アフリカ大陸って、ヨーロッパとかアメリカとか全部入れてもまだまだ入るくらいめちゃデカイ大陸なんだって、前教えてもらったよ!!すごい!!
- 作者: 余華,泉京鹿
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2010/12/03
- メディア: ペーパーバック
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★★★★
文化大革命から現代までを生きたある兄弟の話。(フィクション)これ、面白かった!!下ネタ満載で、出てくるネタも豊胸クリーム売ってみたり、処女膜コンテストなる美少女コンテストみたいなものやってみたりって、なんじゃそりゃ的な話ばっかなんだけど、おもしろかった〜。特に勉強になったのが、文化大革命の話。この話にでてくる兄弟は、幼少期に文化大革命を経験するのだけれど、その描写がすさまじい。子どもの視点から日々のできことが伝えられるために、文化大革命の政治的、歴史的あらすじは追えないのだけれど、こんなことが毎日起こったのか!?っていうほど、凄まじい毎日。英雄だったお父さんが次の日にはみんなに殴られてたりとかして、文化大革命という名前は知ってたけど、実態は知らなかったので、目から鱗だった。
★★★
ガルシア・マルケス自身も一番の傑作だと太鼓判をおすくらいの作品「予告された殺人の記録」。だけど、私はいまいち。それより、後に続く短編が面白い。
あけましておめでとうございます♪
今年もよろしくお願いいたします!!!
今年は、、、名古屋脱出したいなーとか一ヶ月旅行したいなーとかあり得ない希望はいっぱいありますが、
現実的なところでは、「成長」の年にします。
社会人になって3年目、仕事にも名古屋にも生活にも慣れてきたのでそろそろステップアップを望むときではないかと。
なので、仕事としても1人前を目指したいし、勉強もしなくてはと思うし、私生活も充実させたい。
ただしその方法が見つからない!!!笑 ので、ご助力お願いします。
勉強は、やっぱアラビア語の復活!!
昨年9月ゴロ、アラブという地帯??にこんなにも恋いこがれていて、文化も人も(特に顔だけど)とても好きなのに、歩み寄る努力をしてないのは、死んだときに後悔する!!と思って始めましたが。
なんか韓国語覚えたいかも。。。とか思ってハングルやってみたり(そして一通り書けるようになったら飽きた)、その他いろいろ手出してるうちに忘れていました。
でももっかいやります!!笑
なんとなく。だって私が大好きなヨルダンにお母さんをつれてきたいから。その時話せたらうれしくて移住しちゃうかも。
でも、年末に韓国いったら、これまた楽しくて韓国語もやっぱり。。。とか思ってるので、明日には中国語とかになってるかもしれません。
全部独学で気ままに始めているので、誰か一緒にやりたい人は是非ご一報を。
ちなみに韓国はもう5、6回目なのに行くたびに新しい発見があり、かつ飽きないのですごい国だなと思います。
主にごはんがおいしいっていうのが一番なんだけど、今回の初めてはNANtA!という舞台、(これはおすすめ!!)、現代美術館、、ロッテワールドといくつかの新しい町。あと、グランドハイアットはおすすめです。
次に行ったら、冬ソナに出てくる並木道と、水原に行きたいなーー。
最後に韓国での特筆すべき、「私の限界を超えた体験」をご報告させていただきます。
ずばり、、、レバーです!!!!
私、レバー大嫌いで、食べても食べても好きになれない食べ物だったのだけど、韓国のホルモン屋さんで食べたら、人生で一番おいしいレバーに出会った!!!というか、もうレバーの概念を超えたレバーでした。
臭さとか全然なくて、生も焼きも食べたけど、どっちもおいしすぎた!!!
ぜひ韓国に行ったらホルモン屋さんへ!!
その他の大腸的なものも全部おいしかったよ!!
というわけですが、最後に備忘録。
年末年始に読んだ本リスト。
(いっぱい読んでも内容含めあっさり忘却してしまうので)
- 作者: ミシェルウエルベック,クサナギシンペイ,Michel Houellebecq,中村佳子
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2007/02/28
- メディア: 単行本
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★★★★★
初ウェルベック。
とてもスタイリッシュな本。導入からぐぐっとくる。
永遠の命を得るに値する人間なんているのか??的な問いからスタートするような気がする(もう既に忘れているっっ!!!)んだけど、(これが事実だったら)かっこいいイントロでしょ??そんなSF。読んだ直後はとてもおすすめって思ったけど、なにがおすすめだったんだろう。。。。笑
- 作者: J.M.G.ル・クレジオ,J.M.G. Le Cl´ezio,豊崎光一
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2008/11/01
- メディア: 単行本
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クレジオは何度よんでも、変態なんじゃないかとしか思えない。(最近の本はそうでもないけど)
すごい読みにくくて難しくて、彼の表現する世界はとてもぐにゃぐにゃしてるんだけど、読めば読むほど彼の世界観を理解できるような気がしてきて、結局意味わかんないって思う部分が多いのに読んでしまう。読者を置き去りにするタイプだけれど、私が見えなかった世界(こんな風に世界をとらえる人もいるんだ!)をみせてくれるので、わくわくする。
- 作者: オルハンパムク,Orhan Pamuk,和久井路子
- 出版社/メーカー: 藤原書店
- 発売日: 2004/11/01
- メディア: 単行本
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んんんん。アマゾンでも好評価なのだけれど、私はあんまりなじめない。
西洋と東洋における絵画への認識の違いは、本当に絵が好きなんだなって思うぐらいに詳細で、歴史含め勉強にもなった。でも、目次含めてイケてないっっ笑。もしかしたら翻訳の問題かもしれないし、それ以前にトルコ語から日本語へ変換する途中で、文章に表すことができないニュアンスの溝が大きすぎたのかもしれない。読んでる最中とてもイライラしてしまった。
- 作者: ジョージ・オーウェル,高橋和久
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2009/07/18
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有名だから一応ね。小説に限らずいろいろな本を読む上で、「1984年的な世界!!」とか引用頻度が高いので読みました。個人的にはラストがなかったら普通の本だけど、ラストの用語解説??のようなプラスアルファの資料とそれを解説してくれたピンチョン(だったような気がする)の文があって初めてこの本が好きだ!!とおもいました。(ピンチョンが指摘してくれなかったら気づかなかった!)
- 作者: ミラン・クンデラ,千野栄一
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 1998/11/20
- メディア: 文庫
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冒頭にニーチェの永劫回帰の話がでてくるあたり、すかしてて気に食わないのだけれど、それでも全編と押してかっこいいです。おもわず書き留めておきたくなっちゃうくらい。そして何を隠そう最後で泣いたのはこの私です。笑。きっとこれからまた読みたくなっちゃう時がくるでしょうね〜
人生一度しかないなら、ないのと同じじゃんっってね。
私のよりアマゾンのレビュー読んでね。忘れちゃったから。
- 作者: ヘルタ・ミュラー,山本浩司
- 出版社/メーカー: 三修社
- 発売日: 2009/11/14
- メディア: ハードカバー
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チャウシェスク政権下のルーマニアが舞台。文章が絵画みたいだし、ちょっとずつ残酷な物語が隙間なく襲ってきてものすごい閉塞感。でも、ちょっとずつっていうところがポイントで、プラス日常の描写が詳細なのもリアルな理由です。
- 作者: グナルハインゾーン,Gunnar Heinsohn,猪股和夫
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2008/12/01
- メディア: 単行本
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人口の爆発(全体数に対して若者の割合が高くなる)が、テロとか戦争とか社会不安を引き起こすよっていう本。勉強勉強。
ふ〜読んでもすぐ忘れちゃうからすぐ書かないと意味ないじゃんね。脳の活性化のためにも記憶を維持するためにも、書こうと思います。自己満足的に。
『夕映えの道』ドリス・レッシング
最近読んだおすすめの本。
ドリス・レッシングの「夕映えの道」
- 作者: ドリス・レッシング,篠田綾子
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2003/09/05
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これはぜひぜひ女性にお勧めしたい!!!
結婚するということ。恋愛をするということ。働くということ。女性が人生において経験するあらゆる出来事を老いるということを主題にすえて書いている小説。
こーゆーことを書いてある本って否が応でも「フェミニズム」という言葉を思い出してしまうけれど、これはそんなことなくて、作者がただただ女性の生き方を描くのがうまいのだとおもう。
同じ作者の「ラブ・アゲイン」も老いるということと恋愛を主題にした小説だけれど、こちらもおすすめ。
より年をとったら、もっともっと共感できるのだろうという気がした。
ドリス・レッシングのすごさは人間の弱さに関する描写に言い訳がないこと。
あまりにぶすぶす刺すものだから、本を読みながら自分の弱さを同時に突きつけられるのだけど、それはみんな同じだよっていうような優しさが暗に含まれてる気もする。
そして、精神的に成熟するということは、目の前にある現実を受け止めることだよって言うんだよね。
どちらの本にしても、とても重厚です。
- 作者: ローレンスライト,Lawrence Wright,平賀秀明
- 出版社/メーカー: 白水社
- 発売日: 2009/08/01
- メディア: 単行本
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ちなみに、こっちもおすすめ。
9.11のテロを起こした首謀者たちを、その生い立ちから解き明かした本。
一瞬で読み終わるよ。
『罪と罰』ドストエフスキー
- 作者: フョードル・ミハイロヴィチドストエフスキー,亀山郁夫
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2008/10/09
- メディア: 文庫
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随分前のことだけれど(小学生の低学年だった気もするし中学生くらいになっていた気もする)、車を運転中の母が突然私に聞いた。
「萌香はなんで人を殺しちゃいけないか知ってる??」って。
突然だったし、『人を殺す』なんて考えただけでも恐ろしくて、抱いちゃいけない疑問のように思っていたものだから、そのときの問いは今でもたまに思い出すくらい衝撃的だった。
そのあとの展開が、私にさらなる疑問符をつきつけ、24になる今でも時々悩ましい気持ちになる。
しばし考えた私は
「・・・知らない。・・・なんで??」
と答えた。
すると母は激怒し「なんで知らないの!?だめだからだめなのよ!!」と言った。
(だめだからだめ!?理由になってないじゃん!!!!)と内心混乱している私をよそに、母は、「最近新聞で、人を殺しちゃいけない理由を言えない親が増えてるんだって!!萌香は言えると思ったのに、がっかりした!!」的な感じで罵倒された記憶がある。笑
母の怒りがあまりに激しかったので、その後聞くに聞けない話題になり今に至るが、人生における難題のひとつとして、時々思い出しては結局今も答えを導きだせないでいる。
母の名誉のためにひとつ断っておくと、母は私にたいして、道徳教育だとか倫理観念といったものは比較的厳しく私にしつけていたと思う。私が母のように、あんなに熱く道徳について語れるかといったら、まったく自信がない。だから尊敬しているのです。
とゆーわけで、人生において、何度かそんな疑問を口にだしてみたけど、納得できる答えはみあたらず、ある人は私に「人を殺しちゃいけない理由」的な本を貸してくれたけれど、いざその題名を突きつけられると、倫理的な問題以前に人を殺すことに興味がないということを同時に突きつけられた感じがして、読む気持ちもうせてしまい、放っておいた。ごめんね。
でもね、ドストエフスキーの有名な本「罪と罰」は、人をなぜ殺してはいけないのか という命題に一つの案を提示していると思う。
なるほど。そうゆー観点!!
中身はドストエフスキーの筆致に任せるけれど、ドストエフスキーによる犯罪者の心理描写は迫力があって、よくもそこまで描けるなと感動した。
ものすごい説得力なのです。
重苦しいテーマだし、長いし難解そうだし、買ってから読もうと決断に至るまで一年かかったけれど、笑、普通のミステリー作品のように一瞬で読み終わってしまうよ!!
あと、神の愛より人間の愛なんだよ!!
ってわけで、疑問はまだまだ尽きず、なんで人を殺しちゃいけないのか、明確な解答を導き出すつもりもないのだけれど、これから私が母親になり、自分の子供に教え諭す日がくるまで、もしくは来たあとも(ってかくるのか!?)たびたび悩むことになるのだろうけれど、とりあえず、自分の子供にはこの本を贈ってあげようと思う。
- 作者: フョードル・ミハイロヴィチドストエフスキー,亀山郁夫
- 出版社/メーカー: 光文社
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でも、「百年の孤独」には及ばないの。
一年半
社会人になって一年半!!
あっとゆう間だった!!!ほんとに。
こーやって年とるのねーー
最初の一年は、ただただただただただただ辞めたくて、名古屋嫌いで、寂しくて、鬱病になりそうで、毎日毎日本当につまらなくて、東京帰ることしか考えてなかった!笑
ここ半年は、アパレル営業として初めて自分のお客さんを持って、最初は自分の在庫の多さに死にそうで、日に日に腐っていく商品を前にボーゼンとしていましたが、(アパレル商品は、季節ものなので、在庫は一日でも早く投入すべしという教えがあります。)今は「どーでもいいなー」と思える余裕が生まれました。
ここ最近は本当に穏やかです。
当初のオーバーワークも、監査が入って不可能になり、今月曜から土曜仕事だけど、会社も大学寺代のサークルに参加するかのような気軽さで。笑
相変わらず、ものづくり精神は芽生えず、商品を考えることに楽しさを覚えられずにいますが、最近ようやく重い腰をあげて、商品の企画作りにいそしんでいます。
仕事にはあんまり興味とか情熱を持てずにいますが、マイペースを許してくれるお客さんと先輩に恵まれ、惰性も含めて今のとここのままでいいかな〜〜っておもっている私がいます。
で、ほんとうはもっと早くに近況報告したかった
!私は今マックブックを使っているのだけれど、このパソコン、一年半前に、父が使っていたものを譲り受け、名古屋にもってきたもの。
親切なのかなんなのか(もしかしたら怪しいデータがいっぱい入ってたからかもだけど!)、父は、全部クリーンにしてこのパソコンをくれたもんで、立ち上げ方がわからず、それから8ヶ月くらい放置。。。。
でも、パソコンないとやっぱ不便だなーっておもった私は、昨年の12月にわざわざラオックス的なところでお金払って立ち上げてもらったわけ。
そしたら今度、e-mobileの使い方がわからず、がんばってみたけどめんどくさくて、それから今まで放置。
今日、出張用に使ってるちっちゃなパソコンを会社に忘れチャッッタから、ネットしたくてこのパソコンを開いてみたら!!!!
あっさりつながったーーーーーなぜーーーー笑
とゆうわけで、近況報告をしたかった理由は、もう半年も前から、私は半分東京生活を送っているのです。
つまり。。。
月曜に東京に出張してきて、だいたい木曜に名古屋に帰るってゆー生活。
2週間に1回くらいは土日も東京にいたり、金曜までいたり、ほとんど東京!!
だから、みんな一緒にご飯食べよ♪
ちなみに、最近の一番のびっくりニュースは、妹(18歳)が私より年上の人と付き合っていたということです。
ってか、妹目線からみると別になんもおもわないけど、男目線からみると、もし同期とかが18の子とつきあってたらドン引きするので、なんだかなーと複雑な気持ちです。
でも、今度3人でご飯食べにいくことにしました。